2022年4月7日、2代目花野果は創業4周年を迎えました。
いつの間にか意気投合し、
先代のもとで1年間修業を積み、
2代目花野果として歩み始めたあの日から4年。
やれることがないから、ふくれまんじゅうを作って飛び込みで売り歩いたり、
夏祭りでチョコバナナを売ったり、
東京までかんころ餅を売りに行ったり、
思い返すといろんなことをやってきました。
失敗したこと、後悔したことは数えればキリがないのですが、
4年間、ただもうひたすらに花野果を頑張ってきて、失敗を繰り返して、掴んだ真実が一つだけあります。
それは、
無駄なことは何一つないということ。
失敗すると、ものすごく落ち込みます。私、とっても引きずるタイプです。
最初の頃は、重たいムードのまま作業を続けていたのですが、そんなのでいい商品が作れるはずありません。
失敗した時に、次に同じ失敗をしないようにするにはどうすればいいかを、その場ですぐに2人で話し合い、共有しました。次はこうしよう!と気持ちを切り替える。
かんころ餅も、ふくれまんじゅうも、かりんとうも、
たくさん失敗して、少しずつ作り方や配合を変えて、より美味しく安心して食べていただける商品へと改良してきました。
注文が重なって悲鳴を上げそうになる時、
思い出すのは飛び込み営業の日々です。
仕事があるというのは、幸せなこと。ありがたいことなんだと思って、歯を食いしばれます。
4周年。個人的には、まだ4周年なのって思います。濃密な時間を過ごすことができているのかなと思います。でも、4周年はただの通過点。目指すは50周年なので。
花野果の目標は、私たちに関わってくださる人たちがワクワクするような仕事をすることです。花野果の商品だけでなく、カフェもイベントも畑も、これからの私たちの生き様も、いろんな部分を楽しみにしてもらえたらと思って活動しています。
2020年には新しいスタッフ(イエロー担当)が加わり、3色体制となりました。
2021年には工房を新築移転し、週末限定のカフェを始めました。
2022年は、五島列島を盛り上げるような新しいお菓子を作りたいなと思って動き出しております。
私たちはこれから先も、いろんなことに挑戦していきます。
でもその挑戦は、決して新しいだけのものではなく、
先代から受け継いだこの島の大切な歴史と文化を守り、
この島の営みがこれから先も続いていく小さなきっかけとなるようなものでありたいと思っています。
もしかしたら、地味で滑稽な挑戦かもしれません。
でも本人たちは極めて真剣なので、そんなところも含めて一緒に楽しんでいただけると嬉しいです。

2018年4月7日

2022年4月7日
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