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花野果のはじまり

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 2005年、地元ならではのお菓子を作って地域を盛り上げたいと、島のお母さんたちが使われなくなった町の施設を活用し、花野果を立ち上げました。五島列島の特産品である「かんころ餅」、行事やお祝いの席で振る舞われる「ふくれまんじゅう」、子どものおやつに手作りしていた「かりんとう」などを製造し、島内の直売所やスーパーなどで販売していました。

 2018年、先代の思いを受け継ぎ、2代目花野果がスタートしました。私たちは2人とも移住者です。島のおやつを食べて育ったわけではありませんが、先代たちが手作りするかんころ餅やふくれまんじゅうの素朴な美味しさに惹かれ、この味を残していきたいと、バトンを受け継ぎました。

 先代の味を守りつつ、五島の素材にこだわり、新たな商品作りにも挑戦しています。花野果のお菓子を通じて、五島の味覚だけでなく、歴史や文化も味わっていただけますと幸いです。

​かんころ餅を未来へ

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 上五島では、高齢化により耕作放棄地が拡大しており、サツマイモの収穫量が年々減っています。追い打ちをかけるようにイノシシに収穫前の芋を食べ尽くされる被害が増えており、サツマイモの栽培をやめてしまう世帯が増えています。11~12月になると、家々の軒先ややぐらにかんころを干す風景があちこちで見られ、年の瀬には各家庭でかんころ餅が作られていましたが、その数もうんと減ってしまいました。

 

 花野果には年の瀬になると、地域の人たちが自家製のかんころを持ってきて、かんころ餅に加工する「受託生産」の注文がたくさんありました。かんころの減少で注文の数は少しずつ減ってきていますが、それでも今でも多くの方が自家製のかんころを私たちに託してくださいます。

 

 私たちが「花野果を受け継ぐ」と決めたのも、かんころを作り、かんころ餅を楽しみにしている多くのお客様がいたからでした。そして、上五島の歴史が詰まった「かんころ餅」を後世に伝えたいという強い思いがありました。

 

少しずつでもサツマイモを自分たちで育て、かんころを作っていく。

​杵と臼を使い、昔ながらのかんころ餅作りにこだわり続ける。

まだかんころ餅を知らない人にも食べていただけるように、新しい商品作りに挑戦する。

 

 これから先の時代でも、かんころ餅を食べて笑顔になったり、家族の団欒が生まれたり、そんな日常が続きますように。私たちは、そんな未来を夢見て、かんころ餅を作り続けます。

​私たちについて

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​岡本 幸代 
Sachiyo Okamoto

花野果の代表。香川県出身、大学卒業後、関西の食品専門商社、人材派遣会社などで勤務し、営業や労務管理を学んだ。結婚後、「田舎での穏やかな生活」に憧れて2011年5月に新上五島町に移住。趣味はマラソン。負けず嫌いな性格。担当カラーは赤色。

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竹内 紗苗
Sanae Takeuchi

奈良県出身、大学卒業後、新聞社に入社して記者として福井、埼玉、東京本社で勤務。取材で培ったスキルを生かして地域貢献がしたいと、2015年に新上五島町地域おこし協力隊に就任した。

​趣味は始めたばかりのギターの練習。同じく負けず嫌いな性格。担当カラーは緑色。

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マゴちゃん

新上五島町出身。2020年から花野果のメンバー。担当カラーは黄色。かりころ餅を作るのが得意。趣味はハンドメイドと農作業。花野果では一番年下だけど、二人を温かく見守るお母さん的な一面も。

基本情報

名称

五島列島の小さな菓子工房 花野果(ハナヤカ)

代表者

岡本 幸代

所在地

〒857-4513 長崎県南松浦郡新上五島町丸尾郷968-6

電話番号

090-4788-6565

事業内容

食品の製造・加工および販売

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​五島列島の小さな菓子工房 花野果

〒857-4513

長崎県南松浦郡新上五島町丸尾郷968-6
Tel. 090-4788-6565

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