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岩屋観音のロックな参拝

  • 執筆者の写真: 2代目花野果
    2代目花野果
  • 2月2日
  • 読了時間: 3分

とっても久しぶりのブログになってしましました。

そしてとっても遅くなりましたが、

2025年も花野果をどうぞよろしくお願いします!


新年最初のブログなので、新年らしい投稿を。


新上五島町青方郷にある観音岳(標高160m)の中腹に、観音様が祀られている「岩屋観音堂」があります。

雑木林が生い茂る岩山で、観音堂へと続く参道や、巨大な岩が重なってできた洞窟、険しい岩山の斜面など、至るところに観音様の石仏やお地蔵さまが安置されています。


1月19日、一年に一度、洞窟内に明かりが灯され、観音様を巡ることができる「岩谷観音大縁日祭」が開催されました。保存会の方々が毎年この時期に開催していて、ぜんざいの振る舞いや凧揚げ大会などもあり、無病息災や商売繁盛を願う参拝客で賑わいます。


私たちも散歩がてら行ってみよう!といざ観音岳へ。

山道を進んでいくと、お地蔵さんがずらり。常連の参拝客は、小銭をたくさん持参して、1つ1つの石仏に賽銭をお供えしていくのですが、私たちは限られた小銭しか持たぬ者。洞窟の観音様を目指して、黙々と山道を登っていきます。




なかなかハードな道のりで、1月なのに汗が吹き出してきます。

手すりやトラロープを伝いながら進んでいくと、洞窟が現れました!


スリムなさっぴぃがなんとか進める狭さ。私は体を横にして進みました笑



洞窟の中は明かりが灯り、とても幻想的な雰囲気。予想以上に広く、「弘法大師」や「観世音菩薩」と書かれた石仏がいくつもあります。商売繁盛を祈願して、1つ1つにお賽銭を納めてきました。


洞窟を出ると、山頂に向かって参拝ルートはまだ続いている様子。

上五島に移住して10年目となる私も未知のゾーンなので、よし行ってみようと先へ進むと、急に険しい山道に。これ本当に参拝ルートなの?!というデコボコの急斜面を細いトラロープを頼りに登っていきます。


すると目の間に現れたのが、ほぼ垂直に立ち上る岩壁。登るには、岩に打ち込まれた太い鎖を伝っていくしかありません。



日ごろのかんころ餅作りで培ったパワーを生かし、いざロッククライミング!

足場を探りながら、慎重に登っていきます。

まさに手に汗握る瞬間。ファイトーいっぱぁーつ!と心の中で吠えます。


登った先に、小さな石仏。慎ましい姿。誰がこんなところに安置したんだろう。ロマンティックだわ。


さらに進むと急に道が開け、山頂に着きました。

そこには立派な展望台が。登ってみると、世界初の洋上備蓄基地が浮かぶ東シナ海や、上五島の街並みが遠くまで見渡せるパノラマビューが広がっていました。




参拝したのが夕方だったので静かな風景ですが、

晴れの日の日中に訪れると、鮮やかな海の景色が広がるはず。

手前にはレンガ造の大曽教会が見えます。教会の前にたたずむ真っ白なイエス様の像と、桜があしらわれたステンドグラスが印象的な、私の好きな教会の一つです。


帰路ももちろん鎖を伝って岩山を降りました。

ちょっとしたトレイルランニングのような達成感で、

岩山だけにとってもロックな参拝となったのでした👏


とっても楽しかったので、来年は小銭をたくさん持って、時間にもゆとりを持って、トレイルを楽しみながら参拝したいと思います!



 
 
 

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