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  • 執筆者の写真2代目花野果

島と台風🌀

リキさんの長くて短い夏休みが終わり、私たちも夏休みモードを切り替えて9月からまた頑張るぞー!と思った矢先、いきなり大きな台風が2つもやってきて、小学校が休みになり、台風対策や停電で仕事もほぼ手付かずに…。今週末になってようやく花野果さん全力モードに切り替わりました。


私(緑の方)は移住して丸5年、さっぴぃは移住して10年も経つのですが(!)、こんなに恐怖を感じた台風は初めてでした。


島の人たちにとっては、台風なんて毎年当たり前のように直撃するので、台風の中心気圧がどれくらいのヘクトパスカルかで「今回のは大きい」とか「これくらいなら大丈夫」とか分かっちゃうのですが、今回の台風10号は、発生した当初から島のいろんな人たち、特に漁師さんや大工さんたちが「これはヤバイ」と口を揃えていて、家も工房も大事だけど一番大事なのは命だ!と腹を括って、私たちも2日前から台風対策をして(ほとんど大家である大工さんがしてくださいました。感謝!)、近くの避難所へと向かったのでした。


超大型の台風がやってくる!と連日メディアで報道されていたこともあり、島内でも避難所がたくさん開設されました。私たちが避難した体育館は海の近くにあったことから人も少なく、広々としていたのでプライバシーはもちろん、コロナ対策のソーシャルディスタンスも十分確保されていました。子どもたちも元気にはしゃいでいました(;_;)


ただ、高台にあったり、市街地の中心にある避難所はすぐに満員となり、急遽避難所が追加されました。コロナ対策で定員を少なくせざるを得ず、役場の方々も対応が大変だったと思います。頭が下がります…


結果的には、台風10号よりも9号の時の方が被害が大きく(10号の時は、どの家も雨戸しめてベニヤ板で打ち付けるなど、しっかり対策していたのがよかったのだと思います)、幸いにも私たちの家も花野果の工房も屋根が飛ぶことなくしっかり残っていてくれました。


ただ、台風9号の被害が大きかったこともあり、大工さんが大忙し!花野果の新工房を建ててくださる大工さんの元にも、修理の依頼が大小60件以上あったとのことで、新工房の建設工事にも少し影響が出そうです。

でも、台風で被害に遭われた方々が少しでも早く日常に戻ることの方が大切なので、大工さんのパワーを信じて、着工を静かに待ちたいと思います。


工房の建設予定地はしっかり整地されて、着工の時期を今か今かと待っています。


今回の台風を経験して痛感したことは、どんな台風でもびくともしない頑丈な工房が必要だということ。これから80歳までかんころ餅をこの島で作り続けていくためには、ちょっとやそっとでは屋根も飛ばない、雨漏りもしない場所が必要だと感じました。

今回、台風が去って、ハラハラしながら工房に行って、屋根が無事に残っていたことにどれほど安堵したか…


新しい工房ができるまでは、先代から受け継いだこの工房でまだまだ頑張らないといけません。私たちの大事な工房「花野果さん」、あともう少し、ぎばって踏ん張ってください。お願いします!



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