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  • 執筆者の写真2代目花野果

まんじゅうの葉っぱを育てるぞ!

週末のイベントに向けて、今日はひたすら「ふくれまんじゅう」を作っていたさなえ&さっぴぃです。発酵にじっくり時間をかけられたので、ふわっふわのおまんじゅうができました。28日(土)の「メル・カピィ朝市」、29日(日)の「五島灘蔵開き」、ともに出店いたします。ぜひお楽しみに〜♫



私たちの看板商品の一つでもある「ふくれまんじゅう」。

このまんじゅうに欠かせないのが、サルトリイバラという葉っぱです。

せいろに生地がくっつかないように、まんじゅうの下に敷くのですが、蒸すと独特の青々とした香りがします。

「これがないと、ふくれまんじゅうじゃない!」と言う方も多くて、花野果にとっても、とても大切な葉っぱです。


以前、このブログでもご紹介したのですが、このサルトリイバラは従来、山の中でたくさん自生し、各家庭で「まんじゅうの葉っぱ」として使われていたそうですが、近年その数がみるみる減ってきています。イノシシやシカが新芽を食べたり、山に人が入らなくなって光が当たらなくなったりしているからだと考えられます。


私たちは、サルトリイバラを育てている知り合いの方から譲っていただいたり、自分たちで取りに行ったりしていたのですが、まんじゅうをたくさん作るようになって、葉っぱの供給が全然追いつかなくなるという事態に直面してしまいました。


苦渋の決断として、市販されているまんじゅうの敷紙を使用していたのですが、いつも私たちのまんじゅうを買ってくださるお得意さまがそんな状況を見かねて、「2代目花野果」襲名のお祝いと激励を兼ねて、サルトリイバラの苗木を5本、プレゼントしてくださいました。本当に、本当にありがたいです。


乾燥しない場所を好むということで、花野果の工房の脇と、竹内邸の玄関先の花壇に植えることにしました。

「島の食文化を未来に残していきたい」というのが私たち2代目花野果の原点です。レシピや作り方だけじゃなく、こうした葉っぱなどの素材も自分たちの手で後世につなげていかなければならないと、改めて思いました。


どれくらいでまんじゅうに使えるようになるのか分かりませんが、私たちはばあちゃんになってもきっとまんじゅうを作り続けているので、気長に育てていこうと思います。


サルトリイバラと私たちの成長期を、これからも温かく見守っていただけると嬉しいです。


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