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  • 執筆者の写真2代目花野果

花野果のお店のこと


2021年2月13日(土)、

花野果のお店を初めてオープンしました。

開店にあたって11日に開催した餅まきには、びっくりするくらいたくさんの方が詰めかけてくださったので、もしかしたらオープン初日はごった返すかもという期待と緊張を胸に秘めながら、オープン初日を迎えました。



目玉は、ふくれまんじゅうの生地に惣菜やクリームなどを挟んだ「まんじゅうサンド」。

何度も試作をして、スタッフみんなが太鼓判を押したものだけを商品化しました。

気合いを入れて、4時半からサンドの準備をしたのですが…

10時のオープンを過ぎても誰も来ませんでした。

そのあとも客足はまばらで、14時の閉店時間を迎えた頃には「私たちがお店をやるなんて間違いだったんだ」とものすごく落ち込みました。


でも、もう私たちは走り出してしまいました。

後悔しても仕方がない。やるしかない。

信じるんだ。

ふくれまんじゅうと花野果の可能性を。



初日の閉店後、遅ばせながらSNSを使ってしつこいほど告知をしました。

翌日も4時半から準備。祈るような気持ちで、まんじゅうを蒸しました。


ふと外を見ると、10時の開店を待たずに、外には何人ものお客さんが並んでいました。

心の底からの安堵の気持ちとプレッシャーが同時にこみ上げ、無我夢中でサンドを作り、お客様を迎えていました。

14時の閉店時間。心地よい疲労感と達成感と、感謝の気持ちがあふれました。幸せでした。お店をやってよかった。間違いじゃなかった。そう思いました。



あれから3ヶ月が経ちました。

あの日のようにお客様でごった返すようなことはなくなりましたが、馴染みのお客様が少しずつ増え、毎週金曜日と土曜日の2日間、元気に営業を続けています。


たった3ヶ月ですが、小さな変化(進化?!)もありました。

新型コロナウイルスの影響で、ドキドキやワクワクなどの非日常を感じる機会が減る中で、何かほんの少しでも楽しみになるようなことが私たちにできたらいいなと思い、「週替わりサンド」を出すことにしました。


これまでのラインナップは、

生クリームと粒あんをサンドして旬のイチゴをトッピングした《イチゴスペシャル》、自家製のきなこクリームと粒あん、求肥を挟んだ《はんなりきなこ》、新玉ねぎとそら豆のかき揚げをサンドした《かき揚げサクたろう》、塩キャラメルと生クリーム、バナナに小値賀のピーナッツをまぶした《キャラメリバナナ》、そして自家製カスタード と生クリームをたっぷり挟んだ《ゴールデン》。



どこかに五島の素材をひそませながら、これからもいろんなサンドを作っていきたいなと思っています!


これからも、花野果のお店は緩やかに変化を遂げていくのだろうと思います。コロナ禍においては、島内の需要が見込めますが、コロナが収束すれば、島内需要は落ち着き、島外のお客様を意識した商品や営業形態を考えていかないと、お店を維持することが難しいだろうなと想像しています。

また、これから暑い夏がやって来ると、まんじゅうは売れなくなります。アイスやかき氷の季節です。新しいまんじゅうサンドのことを考えるのはとても楽しいのですが、長くお店を続けていけるように、まんじゅうサンドにこだわらず。いろんなことにチャレンジして、小さなワクワクと幸せをお届けしていきたいなと思っています。



とても久々の投稿になってしまって、長々と書き連ねてしまいました。

いつも続かないのですが、これからは少しでもこのブログに花野果の歴史を刻んでいけるように、短い文章でも投稿していきます。お時間のある時に、花野果ブログでも覗いてみようかなと思っていただけますように。

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